​理事長挨拶

  今やスマートフォン⼀つで、私たちはありとあらゆる情報へ瞬時にアクセスできるようになりました。しかし、性的虐待や性犯罪、中高生の性感染症や人工妊娠中絶は後を絶ちません。特に熊本県の10代の人工妊娠中絶の実施率は全国的にみても非常に高いというデータがあります。また、危機感なくSNSで面識のない人と繋がったり、実際に会ってしまうなど、ネット社会特有の新たな問題も県内で多く報告されるなど、「性被害の低年齢化」が進んでいると言われています。

  たくさんのことを簡単に知ることができる機会が増えた今、性被害や性犯罪はなぜ減少しないのでしょうか。それは、⼦どもたちが本当に知っておくべき性の情報、すなわち「正しい性知識」の欠如がもたらしているものだと思います。十分な性知識は学校の一斉教育のみならず、各家庭でも折に触れて伝えていくことが重要で、それが「性加害者も性被害者もつくらない」世の中の実現への第一歩だと考えています。

 そのためには、まずは大人自身が正しい性の知識や伝え方を知ることが必要です。NPO法人せいしとらんし熊本は、大人が性について学び直す場の一つ、また「気軽に安心して相談できる心のよりどころ」でありたいと考えています。

 性教育は⽣教育、コミュニケーション教育。私たちは命の源である「性」を通じて、⽣き⽅に主体的に向き合う⼒をはぐくむことができる社会の実現をめざしています。

 

NPO法人せいしとらんし熊本

​理事長 中村 和可子

​中村和可子 プロフィール

 1978年熊本県天草市出身。左上肢分娩麻痺で生まれる。

​ 自身の子育て中に性教育の重要性を痛感、性の学びを始める。36歳で看護学校に入学し、在学中より性教育活動を開始。卒業後はナースとして働きながら、性教育、レジリエンス(精神的逆境回復力)講師として活動。身近な友人知人から始めたこの活動は、ほぼ口コミのみで広がりをみせ、今では全国からのセミナー依頼がある。

 めざす理想像は、全ての人にとって「困ったときには、いつでも何でも話せるおばちゃん」のような存在。2019年11月、NPO法人せいしとらんし熊本を立ち上げ、理事長となる。

【資格】・准看護師 ・NLPマスタープラクティショナー​ ・フレンズプログラムレジリエンスファシリテーター ・キャラクトロジーⓇ心理学認定子育てマスター

当団体は、熊本県よかボス企業に登録しています。