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ALL ABOUT

SEISHI to RANSHI KUMAMOTO

NPO法人せいしとらんし熊本とは

ABOUT

誰ひとり、性加害者にも性被害者にもさせない。

私たちは、子どもから大人までのあらゆる年代の人を対象に性教育を広げ、
性犯罪予防のための教育と啓発活動を行う特定非営利活動法人です。

性教育は⽣教育、コミュニケーション教育。
私たちは命の源である「性」を通じて、⽣き⽅に主体的に向き合う⼒を
はぐくむことができる社会の実現をめざし活動しています。

VISION

実現したい社会

性犯罪のない社会

「命」の学びを通じて、誰もが自他の命、心や体を大切にできる社会

教育(性教育)格差のない社会

正しい「性知識」の学びを通じて自分の人生を主体的に選択できる社会

性の多様化を認め合う社会

人生の土台となる「性」の学びを通じて、誰もが自分らしく生きられる社会

せいらん × SDGs

私たちはSDGs達成に向けて以下の内容に取り組んでいます。

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MISSION

私たちの使命

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誰もが性に関する正しい知識を学べるような環境を実現すること

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誰もが気軽に性に関する相談ができる存在であり続けること

WHAT WE DO

事 業 概 要

包括的性教育を通していのちを慈しむ

私たちは 「人権」 「安全」 「健康」 「コミュニケーション」の視点から、包括的に性について伝えています。ある一定の年齢段階でこのテーマをやればいいというわけではなく、各テーマをその年齢に合わせて繰り返し積み重ねていき、自分が大切な存在であることを知り、いのちを慈しむことを学んでいきます。以下の4つの事業を通して、社会に働きかけています。

性教育学習

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幼少期の子どもから大人までを対象に性教育講座を実施。特に小学生からの性教育導入に力を入れて活動。講演やそれぞれの対象に向けた法人の主催講座を開催。

性教育教材開発作成・販売

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動画/冊子/教材を作成。時代のニーズに沿った内容と方法で開発。
現在、ワークショップ型のための教材開発中。

性教育講師養成

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年に1〜2回の性教育講師養成講座を開講し、講師育成を実施。10ヶ月のプログラムで性教育の基礎からその伝え方までを理事長中村を含めたチームで学んでいく。

性に関する情報提供

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公式ホームページ/小学生のための性教育サイト/法人公式インスタグラム/性教育講師個人のインスタグラムで性に関する情報を配信中。

SOCIAL ISSSUE

せいらんが取り組む社会課題

子どもを取り巻く環境はインターネット普及によって大きく変化しています。性犯罪の当事者(性被害者・性加害者・傍観者)にならないよう、正しい性知識と自分と他者とのコミュニケーション学習の提供、性の悩みを相談する環境を整える。それがせいしとらんし熊本が取り組む課題です。 令和3年度、当法人にはSNSでの性的なトラブルに関する小学生の保護者からの相談が3件、その他SNS以外の性的なトラブルによる相談も含めると合計8件の相談がありました。少ない数字と思われるかもしれませんが、一人たりともこのようなことが起きてほしくないと願う一心です。また、誰にも伝えられず、違和感や嫌悪感を抱いたままの子どもも多いです。主な要因としては以下に挙げる2点があります。

低年齢化

SNS普及により性被害の低年齢化が進んでいます。 また、子ども同士の遊びの中で傷つけてしまう事例があります。正しい知識を知らないばかりに、子どもたちが気づかずに、性被害者(性加害者)となり、深い心の傷をもってしまっています。

理解が乏しいことによる
二次被害と相談先の不足

性被害の理解が乏しいために性加害者を生み出す可能性もあり、身体機能だけではなく言葉による性暴力が17.8%と 最も高い現実があります。またどのような行為が「性暴力」なのかを認識しないまま成長し、実際に被害に遭っても性被害なのかを認識できず相談することを躊躇してしまう状況があります。

(※1)

(※1)(令和4年6月17日内閣府男女共同参画局若年層の性暴力被害の実態に関するオンラインアンケート及びヒアリング結果<概要より)若年層の性暴力被害の実態に関するオンラインアンケート及びヒアリング結果<概要> (gender.go.jp)

命を大切にする包括的性教育に積極的に取り組む必要があり、そのために大人も性について学び、子どもたちに伝えることができる環境を急速に整える必要があります。正しい性知識を持った若者が健全な人間関係を築くことでこそ社会課題の深刻化を防ぐと私たちは考えています。

MESSAGE

代表メッセージ

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理事長 -

​中村 和可子

 (なかむら わかこ)

- プロフィール -

1978年熊本県天草市出身。左上肢分娩麻痺で生まれる。​自身の子育て中に性教育の重要性を痛感、性の学びを始める。36歳で看護学校に入学し、在学中より性教育活動を開始。

  今やスマートフォン⼀つで、私たちはありとあらゆる情報へ瞬時にアクセスできるようになりました。しかし、性的虐待や性犯罪、中高生の性感染症や人工妊娠中絶は後を絶ちません。特に熊本県の10代の人工妊娠中絶の実施率は全国的にみても非常に高いというデータがあります。また、危機感なくSNSで面識のない人と繋がったり、実際に会ってしまうなど、ネット社会特有の新たな問題も県内で多く報告されるなど、「性被害の低年齢化」が進んでいると言われています。

  たくさんのことを簡単に知ることができる機会が増えた今、性被害や性犯罪はなぜ減少しないのでしょうか。それは、⼦どもたちが本当に知っておくべき性の情報、すなわち「正しい性知識」の欠如がもたらしているものだと思います。十分な性知識は学校の一斉教育のみならず、各家庭でも折に触れて伝えていくことが重要で、それが「性加害者も性被害者もつくらない」世の中の実現への第一歩だと考えています。

 そのためには、まずは大人自身が正しい性の知識や伝え方を知ることが必要です。NPO法人せいしとらんし熊本は、大人が性について学び直す場の一つ、また「気軽に安心して相談できる心のよりどころ」でありたいと考えています。

 性教育は⽣教育、コミュニケーション教育。私たちは命の源である「性」を通じて、⽣き⽅に主体的に向き合う⼒をはぐくむことができる社会の実現をめざしています。

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